ブリコ童話・作文集　

しかし、脱水症状や、肉離れ、腹痛などで

ブレーキになってしまう選手もいる

しかし、ほかの選手がカバーし、タイムを埋めてゆく

ゴールまで勝敗は、わからない

だからどの選手も精一杯の声援を送られる

駅伝には、制限時間がある。　トップとの差で

中継所では、繰り上げスタート時間がせまる。

もう目と鼻の先までタスキが来ていても

時計は、待ってくれない　・・・　

母校のタスキをつなげない　・・・

それは大きく悔いを残すことになる

上位争いだけでなく、シード争いはし烈だ。

しかし駅伝に出られる学校は、ほんの一部だ

次の年の本番に向けての練習は、即開始される。

予選会では、代表選手となる全員が一斉に走り

その合計タイムで、出場権の獲得が決まる。


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人は、５万年の駅伝をつないできた。

生きる知恵も、文化も、芸術も・・・　生活全般

その国や、地域の気候や特色に合わせ、工夫し

いろんなものが繋がれてきた。

命もそうである。　人として生まれてきた一人一人は

長い駅伝の襷を受け取り、その与えられた寿命を生きる

力尽きる前に、次の選手にタスキを渡し、託す

そうして、飢饉のときも戦争の時も、命はつながれてきた

人として生まれたら、何かをつないでほしい・・・

生きる知恵でも、文化でも、芸術でも・・・　生活全般の中で

自分が受け取り次に渡せる襷をつないでほしい・・・

命もそう　・・・　襷のように一瞬では渡せないものばかり

だけれど、今あるすべては、そうやってつながれてきた

全員が選ばれた選手であり、繰り上げスタートもない

競争でもない

つなげようとするかしないかだけである


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神様という監督は、沢山の新人選手を育てていて

次々と命のレースに選手を送りこみ、襷を託してほしいと

願っている。　襷を受け取ったはずの先輩の選手たちが

足踏みをしたまま、次の中継所に向かって

走りだそうとしないことを一番残念に思っている





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昨日、３４才の女性と食事をした。

とても素敵な子だ。　結婚はしてない。

姉妹二人で、姉は４０代で、美容師として自立しているとか

親御さんは、私と同世代。

結婚のことは、時々はいわれているとか・・・


素敵な娘さんだ。すてきな奥さんに、

素敵なママになるだろう　・・・　しかし、

今は、まだその気はないらしい　・・・　もったいない

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家にも結婚していない息子が二人いる、

ひとりは、大卒だが就職氷河期世代で、派遣社員

４０前だ。　もう一人は、高卒で、就職。

夜勤昼勤を繰り返し、転職はしていない。

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お嫁に来てほしい　・・・　でもそれはご縁だし、

それぞれの気持ちがないとできない　・・・

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結婚しない女の子が多い。男子も３０代４０代・・・５０代・・・

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４０代以上のひきこもりも、

わかっているだけで６１万５千人。

２００万人という数字も、囁かれる。

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結婚する子も、３０代後半の場合がある。

それから妊活・・・・不妊治療　・・・

若く美しい子が多いけれど、子宮はそれなりに

高齢化しているのだ。

昔は４０代でも多くの女性が出産したが、

それは経産婦である。　母となる適齢期は、

残念ながら、あると言わざるを得ない。

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子育ては、体力勝負である。

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勉強、おしゃれ、仕事は、後でもできる。

今の日本の、システムの中で、選択を迫られる女性たちは

可哀想である。その時選んだ道で、迷いが生じたり

違う道を選択したくなる時もあるのだろう。

それは、何を選んでも・・・だろうけど　・・・

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私は、彼女に言った。

３４才である今、よおく考えなさいね。

天から命を授かることは、素敵なことよ・・・

ブリコ童話的に言えば、天には沢山の命が

生まれたいと待っているの。

神様も、託せるママを探しているの・・・

大変な時代だけれど、あなたのような女性には、

是非、ママになってほしい　・・・　大変な時は、助けるからね

と　・・・

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彼女は、スピリチアルな世界を学んでいる子である。

日本は、特別な国と思っているとも言っていた。

特別な国に、女性として生まれていることを

大切に考えて、是非、この国の子どもの母親になる

その襷を、途絶えさせないでほしいと思う。

歴史は、壮大な駅伝である。もちろん競争ではない。

ただ細胞レベルで、相当な確率で受け取った命の襷を

皆、持っているのだ。その本来のことを、思い出してほしい。

平和で便利な時代・・・自由に生き方を選べる時代

だからこそ、一番奥の奥の生を受けた原点を

忘れないでほしいと思う。　

非難されるかもしれないけれど、本音です。

願いです。祈りです。