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2017年06月02日

≪きそくの国と愛の国≫

※保育士問題への提言を込めて



≪きそくの国と愛の国≫


きそくの国がありました。きそくはみんなを守ります。

みんなは、右を歩きましょう! 車は、左を走ります。
信号を守りましょう! 青はすすめ、黄色は注意、
赤は、止まれ!がきそくです。 

ドロボーしてはいけません。 人を殺してはいけません。

みんな学校に行きましょう! 6っつになったら小学校
12になったら中学校。 先生は、大学まで勉強し、
ちゃんと試験を受けましょう。

お医者さんになる人は、もっともっと勉強し、
見習い期間も持ちましょう。

保育園の先生も、看護師さんも勉強し、
みんなの役に立ちましょう! 


≪きそくの国と愛の国≫


みんなは助けてもらったら、ちゃんとお金を払いましょう。 

きそくの国は、すばらしい。国民は、みんな安心です。


それでも時々困ります。 
きそくのようにはいかない人もたくさんたくさんいるからです。

赤信号でも走ったり、ドロボーになる人もいて
学校行きたくない子もいたり、大学に行きたくても
お金がなくて、行けない子がいたり・・・

保育園の先生も看護師さんも、
子供ができると考えます。

お仕事続けて、こどもたちは、保育園?

それとも、お仕事をやめて、おうちでママをやろうかな?

おばあちゃんは、遠い町。 お隣の親切なおばさんが
赤ちゃん見てくれるというけれど
きそくの国だと、出来ません。

きそくはみんなを守るはず。
国のエライ人たちは、
みんなが幸せになるように、もっときそくをつくります。

きそくのようにはいかない人もたくさんたくさんいるからね、
細かいとこまでつくります。

きそくの国は、すばらしい。国民はみんな安心です。

   きそくの国は、すばらしい。国民はみんな安心です。



愛の国がありました。なんのきまりもありません。

道の真ん中を歩く人がおりました。車も真ん中を走ります。
すれ違う時だけは、道をゆずり合いました。

信号は、ありません。だから、道が交わる場所で
止まることもありました。

そんなときもゆっくりと、急いでいる人にどうぞといって
そのあとだんだん流れてゆきました。

ドロボーしてはいけないことをみんな知っておりました。
だから、先に分け合いました。おなかのすいている人が
国のどこにもないように、みんなでなんでも分け合いました。
だからドロボーは、いませんでした。

人を殺してはいけないことをみんなしっておりました。
だから、先に話をします。ケンカが大きくならないように
人と人、村と村、町と町、国と国、みんなでなんでも
ゆずり合い、認め合って、話をしました。
だから、誰かを殺したいと、思う人はいませんでした。

学校は、ありました。みんなでお金を出し合って
立派な建物と机と椅子は、ありました。大きな庭もありました。

勉強したい人は、誰でも、そこに行けました。
教えたい人も、誰でも、そこに行けました。

だから、みんな何かの先生になったり、
また違う日は、生徒になったりできました。

わからないかったら、何度でも教えてもらえるし・・・
テストもないから、みんな勉強が好きでした。

お医者さんや看護師さんも、なりたい人は
生徒になるのです。先生は、ベテランの先輩たちで
そこは大事な命にかかわることだから、
難しいテストもありました。それでもみんなで応援し、
一人前になれる日を、心待ちにしてました。

お医者さんが生まれたら、みんなで病院をつくります。
お金のある人はたくさん出して、貧しい人は
お金がなくても診てもらうことが出来ました。

保育園の先生も看護師さんも、なりたい人がなれました。
先生は、ベテランの先輩たちで、
やっぱり大事な命にかかわることだから、
少しテストもありました。それでもみんなで応援し、
一人前になれる日を、心待ちにしてました。

保育園の先生は、小さなお部屋で赤ちゃんを見る人も
広いお庭で何人かの子供を見る人もおりました。
何人も育てた経験のある人は、すぐに先生になれました。
新米ママたちにアドバイス。 みんな安心できました。

看護師さんも、いろいろです。
どこでも出かける先生についていく人もいたし
検査をちゃんとする人も、手術の手伝いする人も
病気の子供やお年寄りが寂しくないように
話を聴いたり、寄り添う人も、おりました。

お金のある人はたくさん出して、
貧しい人は、お金がなくても
寄り添ってもらうことが出来ました。


そんなお仕事する人も、子供ができると考えます。

お仕事続けて、こどもたちは、保育園に?

それとも、お仕事をやめて、おうちでママをやろうかな?

おばあちゃんは、遠い町。
お隣の親切なおばさんが、赤ちゃん見てくれるというけれど
言葉に甘えていいのかな・・・

愛の国では、技も、時間もゆずり合い・・・
いつも心は、支え合い・・・
だから若いママたちも、思う存分働けます。

遊んでいるだけのお年寄りや、おじさんやおばさんは、
ほとんどいません。

ときどき、交通整理をしたり、
生徒になったり、先生になったり、
話を聴いたり、仲裁したり、子供たちの面倒見たり・・・
老けるヒマもありません。

愛の国がありました。なんのきまりもありません。
みんな自由でありました。

愛は、みんなを守るはず。
国のエライ人たちは、
みんなが幸せになるように、もっと愛を注ぎます。
細かいとこまで注ぎます。

愛の国は、すばらしい。国民はみんな安心です。

   愛の国は、すばらしい。国民はみんな安心です。


きそくの国にいる人は、エライエライ人たちが、
知らないうちにヘンなきそくをつくらぬように
見ていなくてはなりません。

愛の国に住む人は、知らないうちに
みんなが、自分勝手にならぬよう
みていなくてはなりません。


きそくの国や愛の国が、たくさんあって、
この星は、宇宙の中に浮かんでいます。


≪きそくの国と愛の国≫



みんなが笑顔であるように、お互いの国が学びあい
  きそくと愛を考える。

   みんなが笑顔であるように、お互いの国が学びあい
        きそくと愛を考える。

           そんな風にこの星は、宇宙の中に
            これからも、ずっと浮かんでゆくのです。


                                 おわり





6/2 午前中に、このお話が出来ました。

先日の保育士問題が、どんなに若いママたちを落胆させたか?

急いで決めちゃい行けないことは、結構早く決めるのに
こんなに大切なこと、また3年間も先送り・・・???
お金と規則と号令だけで、何一つ解決に向かっていない。

赤ちゃんひとり、ママのおなかにできたなら
3人サポーターがいたらいい。5人くらいいてもいい。

話を聴いたり、アドバイスしたり、ママの味方になる人が
3人いたら、安心できる。短大2年出ただけの経験のない
保育士さんより、ちゃんと自分で子育てをした
先輩ママがふさわしい。 

国は、サポーターを募集して、新米ママに選んでもらおう。
人数は、ママが決めればいい。
家に仲の良いお姑さんがいるとか、近くに
自分のお母さんやお姉さん、サポート体制のある人は、
頼まなくたっていい。 途中で変えてもよいように

きそくはママと赤ちゃんを守るべき・・・

アメリカでは、普通の高校生が、お小遣いもらって
ベビーシッターしてる。

介護だって子育てだって、ずっと日本は、資格とは
無縁の家族がやってきた。それが普通で、当たり前。

私は、母子家庭で育った一人っ子。 
母は、助産師だったから、長いお産になる時や
自宅分娩で長引きそうなときは、私は、親戚に預けられた。
近所のゆりちゃんとまあちゃんという10代のお姉さんたちが、
よく遊んでくれた。ベビーシッターみたいというより
お姉ちゃんみたいに・・・ そこのおじさんおばさんや
おばあちゃんのしわくちゃの笑顔は、今も覚えている。

母は、私が二十歳の時に、右半身不随に・・・
失語症にも・・・ 私は、独身だったけれど一緒に暮らし
世話もした。結婚しても、子供が出来ても一緒に暮らした。

子供たちが赤ちゃんの時、買い物にいくときには
その母が見ていてくれた。泣いてもいいのだ、
そばにいてくれれば、安心して、近所くらいは買い物に行けた。

母が倒れてから18年、一緒に暮らし、子育ても・・・
母の加齢も進み、骨折入院、肺炎で入院、硬縮、・・・
寝たきりになっても自宅介護で・・・ 完ぺきではなかっけれど
それでも最後の日まで自宅で看取った。・・・悔いはない。

自分の子供を見るとか、自分の親を見るなら
未経験、無資格でも、どうぞ!ご勝手に・・・ 
援助はありません ・・・ ? ・・・ 援助するべきでしょう!

資格さえ取ったら、泣いた子をあやすことも
オムツもかえられない、遊び方もわからない子も
保育士と・・・・???・・・お年寄りと暮らしたこともない
資格だけの介護士も同じ・・・ 
そんなんだから、乱暴な残念な事件もおこる。

建物や、資格を持った人がいなければ、保育も
介護もできないなんて、昔より、進んだといえるのかな?

愛や知恵が足りません。工夫が足りないです。
そこには税金回します。回すところが、おかしいです。
ニュースで、何百億、何千億の話がでるたびに
ほんとうに情けなく感じます。

こんなに結婚しない若者たち・・・ということは、昔なら
おばあちゃんや隣のおばさんをできる手が
たくさん余ってるということで・・・活かせないのかなあ?

それを活かさないうちに、さらに高齢者は増えて
さらに少子化は、すすみ、国も町もスカスカで老朽化。
今の政治家がみんないなくなった頃は、
どんな国になっているのだろうか?

お母さん経験者のオバサンたちを
時給800円のパートに使うより、その経験に
保育ヘルパーで1000円くらい、あげてほしい。
そこにお金は、使うべき。税金で補助すべき。

それで、若いママは、時間もできて、勉強したい人は勉強に
仕事したい人はお仕事に、美容院に行ったり、
歯医者に行ったり・・・いろいろできる。
保育士、介護士、看護師の資格を取ってくれる人も
きっと出てくることでしょう。そこに、税金を使うべきです。

近所に、血のつながりだけでない
おじいちゃんやおばあちゃん・・・おじさんおばさん
もう一つのお家もできて、子供たちも安心です。
学童保育も待機とか・・・ 地域もきっと生き返る。

きそくの国になっているから、何かあったらいけません。
と、どこもかしこも、そればかり・・・

何かあったらいけないと、通所の介護施設では、
落ちたものも拾わせない ・・・ 
動いてケガをしたら、3枚の始末書を書かされるとか・・・

一か所に管理しやすいように、座らせられて、
据え膳では、こぼすから、時間がかかるから
自分では食べさせない・・・片付けもさせない・・・
だから介護度がすすんでゆく。

寝たきりが増える。・・・そしたら、お隣の老人保健施設へ

そんなん介護じゃないと思う。でも、それが現状だ。

そんなところで、お遊戯させて、風船なんかで遊ばせて
年少組さんのような折り紙させて・・・

それで。高いお金をとって・・・ 介護の人にお給料
そのためにたくさんの税金 ・・・  有難いはずなのに
落ちたものだと思うのは、私だけなのでしょうか?
この国を支えてきてくれた、高齢者たちに失礼です。

自分たちが年をとったら、動けなくなったなら
そういうところに行くのでしょうか?


ママになる人たちは、なにひとつ資格は持っていない。
自宅介護の人たちだって、なんの資格も持っていない。
まったくの未経験、初めてのこと・・・

そんなママや家族たちが、ブルーな気持ちになったり
経済的に大変になったりしたときに、頼りになるのは
先輩ママ。子育て、家族、介護の経験のある人の
アドバイスは、本物で、私も何度も助けられてきた。

若いママたちは、立派な建物と、資格のある保育士だけを
望んでいるんだろうか?

介護ヘルパーがあるように、保育ヘルパー制度をつくり
国は、補助を出してでも、みんなに小さな資格でも
とってもらって、保育園落ちた!死ね!
叫びがなくなるようにするのが
エラい人たちのするべき仕事じゃないの?

保育士でないと・・・なんて遅れています。
そういう保育園、幼稚園を望んでいるママは
そういうところに入れればいい。

でも普通のママたちは、パートに行ったり、
歯医者に行ったり、上の子の通院の時
見ていてくれれば、それでいいという人だって、多いはず。

待機児童・・・なんて・・・保育園に預けられた子供は、
ママになかなか会えなくなって、夕方遅くまで
保育園の中で待機させられています。

家に帰れば、ママは忙しくって・・・
ゆっくり抱っこもしてもらえないのです。

経済的に大変で、それでも、
保育園に預けられない若いママ・・・
やりくりに、ガマンガマンの待機ママにさせられて・・・

キャリアウーマンだった人も、赤ちゃん育ては、初体験

規則が、世の中を待機だらけにしています。

愛の国で育てたい・・・愛の国で看取りたい・・・
昭和世代の一提言・・・ 

結婚しない、子供も持たない
貧しさの経験もない政治家たちが、
現状を、どこまでわかっているのだろう?

ちゃんと仕事をしてください!!


そんな日に、トランプさんは、パリ協定離脱宣言・・・???

出生率1.44に低下=赤ちゃん最少97万人

―人口減加速・厚労省統計

子供6人に1人が相対的貧困

パチンコ中、5時間半放置で赤ちゃん死亡


本当に・・・本当に・・・ もう ・・・

ストレス解消したい時も、サポーターおばさんにね!

そんな世の中にならなけりゃ、虐待も、DVも ふえるだけ


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Posted by 森のブリコ at 19:26 │大人の童話絵 本

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